「めんどくさがり」に対処するには、習慣化が一番有効!

「自分のめんどくさがりな性格を直したい!」と思っている人は多いと思います。かつては僕もその1人で、「どうすればめんどくさがりな性格を直せるんだろう…?」と本気で悩んでいた時期がありました。

結論から言いますと、めんどくさがりな性格を根本から変えるのはかなり難しいです。心理学の世界では、性格の50%は遺伝で決まっていると言われてまして、さらに30歳を超えたら性格が大きく変わることはないとまで言われているんですね。

つまり、めんどくさがりな性格を頑張って変えようとしても、無駄な努力に終わってしまう可能性が高いということ(30歳以上ならなおさら)。厳密に言えば、性格を変える方法もあるにはあるんですけど、時間も手間もかかるのであまり効率的ではないんです。

「じゃあどうしたらいいんだよ!」と思われた方もいるかもしれませんが、安心してください。心理学の世界では、「めんどくさがり」に対処する抜け道がちゃんと用意されています。

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めんどくさがりには「習慣化」で対処しよう!

その代表的な抜け道の1つが、「習慣化」です。なぜめんどくさがりな人に習慣化が良いのかというと、人間は習慣的な行動に対して感情を感じなくなる習性があるから。

つまり、めんどくさがりな性格であっても、行動を習慣化してしまえば「めんどくさい」という感情を感じなくなり、実行に移せるようになるということです。

パンがないならケーキを食べればいいし、性格を変えられないなら習慣にしちゃえばいい、というマリー・アントワネット的な考え方ですね。

それから習慣化にはもう1つ大きなメリットがあって、人間は疲れている時、習慣的な行動をしやすくなるという習性があるんです。つまり、習慣にすれば疲れている時でもサボらず行動できるようになるわけですね。

ちなみに、人間は起きている時間のうち約45%を、習慣的な行動に費やしていると言われています。習慣化のテクニックを身につけることは、人生の約半分をコントロールすることに等しいと言っても過言ではないんです。

では、どうしたら上手く習慣化できる?

さて、「めんどくさがりに対処するなら習慣化だ!」という話をここまでしてきましたが、ここからは「どうしたら上手く習慣化することができるのか?」について話していきます。

習慣化する際に大事なポイントは全部で5つあります。

1. とりあえず2か月は頑張って続ける

これはロンドン大学で行われた研究なのですが、「習慣化には平均して66日かかる」ということが明らかになっています。何か新しく習慣を身につけようと思ったら、大体2か月くらいは頑張って続けないといけないわけですね。

2. 最初は小さく始める

また、この研究で明らかになった事実がもう1つありまして、「毎食後に水を飲む」といった簡単な行動は66日かからずに習慣化できたのに対して、「腹筋を50回する」といったハードな運動は習慣化までに256日もかかったんです。

つまり、行動が簡単であればあるほど、早く習慣化できるということ。小さく始めるのが習慣化のコツなわけですね。

3日坊主で物事が続かないって人は多いと思いますが、そういう人は最初から量をこなそうとしすぎる傾向があります。例えば勉強なら、いきなり問題集を1日50ページ進めよう!とか、最初から無理なペースで飛ばしてしまうんですね。

結果、つらくて続かない。習慣化できる前に諦めてしまう、というのが3日坊主のメカニズムになります。マラソンで最初から全力疾走する人が1位になれないのと同じ理屈ですね。

習慣化したい時は、まずは小さく始めることが何よりも大事です。勉強ならまずは1問だけ、腹筋ならまずは1回から始めましょう。

小さく始めて、できるだけ早く習慣化する。習慣化してめんどくささを麻痺させてから、少しずつ量を増やしていくというのが賢い習慣化のやり方です。

ちなみに、習慣化できたかどうかの目安は、めんどくささや苦しさ、つらさといったネガティブな感情を感じなくなったかどうかで判別するといいです。「あれ?気づいたらいつの間にかやってたな…」くらいの感じになれれば100点ですね。

3. めんどくさいことは朝に片づける

心理学では、「やりたくないことをやり遂げる能力」のことを「意志力(Will Power)」と呼ぶのですが、意志力は1日のうち朝が最も高いと言われています。もっと具体的に言えば、朝食後の30分間がベスト。

例えばジムに通うのを習慣にしたいなら、仕事帰りで疲れた夜に行くよりも、出勤前で元気な朝に行くほうがベターということですね。

意志力は朝をピークに、仕事や学校、家事や育児など日常のタスクをこなしていくにつれて、どんどんすり減っていきます。RPGゲームにおけるMP(マジックポイント)が、魔法を使うたびに減っていくのと同じような感覚ですね。

やらなければいけないことは、なるべく早い時間に終わらせることをおすすめします。意志力の観点から考えればそのほうが楽だし、先に面倒なことを片づけちゃったほうが、1日を気分良く過ごせますからね。

4. 視覚化してモチベを維持する

めんどくささを減らすもう1つのテクニックとして、「視覚化」を紹介しておきます。分かりやすく言うと、これまでの努力の成果を目に見える形で残しておくということです。

個人的には、メモ欄のついている大きめのカレンダーを使うのがおすすめ。

こういう壁掛けの大きいカレンダーを買って、毎日やった内容を日付の下にメモしていくわけです。机の前とか冷蔵庫など、よく目に入る場所に置いておくとベターですね。

今までの成果を目に見える形で残しておくと、めんどくさくてサボりたくなった日も「ここまで続けたんだし頑張ろう!」と思えるようになるので、ぜひやってみてください。

ちなみに、スマホのカレンダーや習慣化アプリを使うという選択肢もあるんですけど、ああいうアプリっていちいち開かないと目に入らないので、視覚化って観点からすると少し弱いんですよね。なので、個人的には実体のあるカレンダーをおすすめしています。

5. 1日2日サボっても自分を責めない

習慣化には平均で66日かかるという話を先ほどしましたが、必ずしも66日連続でやらなければいけないということではありません。1日2日サボっても、習慣化にはほとんど影響はないので安心してください。

それよりも、サボってしまったことで連続記録が途切れて、モチベーションが落ちてしまうほうがよっぽどマズいです。「1日2日くらいはサボっても問題ない」くらいのゆるい感じで臨んだほうが、習慣化はかえって上手くいきやすいです。

ちなみに心理学では、完璧主義的な人は先延ばしをしやすい傾向があると言われています。何でも完璧にこなそうとするから、自分のちょっとした失敗が許せず、どんどんモチベーションが落ちていくという悪循環にハマりやすいんですね。

人間ですから、仕事や学校で疲れていてできない時もあるし、めんどくさくてサボってしまう時もあって当然ですよね。大事なのは毎日完璧にこなすことではなく、不完全でもいいから続けていくことです。

多少サボりながらでも習慣化は上手くいくので、「できない日があっても自分を責めず、気長に続けていくこと」を念頭に置いて、習慣化に取り組んでもらいたいと思います。

まとめ

最後に記事のおさらいをしておきましょう。

めんどくさがりな性格を直すよりも、行動を習慣化したほうが効率的。習慣化するとめんどくささが薄れるし、疲れている時でも行動できるようになる。

そして、習慣化において大事なポイントは以下の5つ。

  1. 習慣化には大体66日くらいかかる。2か月は頑張って続けよう。
  2. 小さく始めたほうが早く習慣化できる。量を増やすのは習慣化できてから。
  3. 意志力が強い朝に習慣を作ろう。
  4. モチベを保つためにカレンダーに記録を残そう。
  5. 1日2日サボっても習慣化には問題ない。できない日があっても自分を責めないこと。

この中でも特に重要なのは、「小さく始める」「できない日があっても自分を責めない」の2点ですね。

この2つの逆である「最初から量をこなそうとする」「できない自分を責める」ってのは、3日坊主や先延ばしの典型的なパターンなので、絶対にやらないようにしてください。

この記事をきっかけに習慣化のやり方をマスターして、めんどくさがりな自分を克服していってもらいたいと思います。

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